百鬼夜行 - クラリネット六重奏のための(得本和音)【クラリネット六重奏】

商品番号:NEO-087(楽譜セット)/NEO-087s(フルスコアのみ)

 

¥5,060

  • 0.2 kg
  • お届け日数:2~5営業日

楽曲情報

Hyakki Yako (Hyakki-Yagyo) for Clarinet Sextet

作曲:得本和音 (TOKUMOTO, Kazuto)

演奏時間:5'00"

グレード:4.5

 

フルスコアのみの販売も行っております。

演奏:クラリネット・アンサンブル フェリチタ (Clarinet Ensemble "Felicità")



楽曲解説

『百鬼夜行』とは、深夜に徘徊をする鬼や妖怪など異形の存在たちの群れ、行進、あるいはその存在そのもののことを指す。日本の説話や絵巻などに登場し、現代でも小説や漫画、アニメなどで題材として取り上げられている。

 

鬼は、地域によっては恐怖の象徴であったりあるいは畏怖の存在であったりするが、本作品の鬼はひょうきんで悪戯好き、誰もいない深夜にこれ幸いと跋扈するも人影や物音で隠れてしまう、そんなお茶目な一面も持ち合わせた様々な表情を見せてくれる鬼を空想した。笑う、騒ぐ、身をひそめるなど、多様な姿をイメージして演奏してもらえればと思う。

 

曲の序盤や中間部などのスローテンポな部分は、フォルテやピアノのコントラストが明確に出れば、メリハリがついて聴きごたえのある演奏になると思う。スローテンポの部分は速度変化を細かく指定しているが、その意図としては、「急に顔を近付ける」「距離を詰める」などの気まぐれな鬼たちの様子を表現するためのコントラストである。タイミングやその緩急の度合いなどは、作品全体の仕上げ方の中で各アンサンブルにお任せする。また同じ理由で、パウゼの取り方も表現によって拍節に厳密過ぎなくとも良い。49小節目senza tempoは、旋律を演奏しているパートに合わせるように他のパートが演奏すれば良い。106小節目で終了と思わせておきながらの2小節間は、鬼の茶目っ気(ちゃめっけ)を象徴するような、コメディックな2小節間である。是非最後まで気を抜かずに演奏していただきたい。


楽器編成

Clarinet in E♭(*Flute)

1st Clarinet in B

2nd Clarinet in B

3rd Clarinet in B

Alto Clarinet in E♭(*Tenor Saxophone in B♭)

Bass Clarinet in B♭

 

*...Optional


収録CD


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